メンズ縄編みセーター

縄編みを少し入れたシンプルなセーターです。
ゴム編みと縄編み以外は裏メリアス編みです。
袖口と襟ぐりは伏せ目で減らし目します。
今回はセーターなので袖もありますよ。


用意するもの
9~10号棒針2本(本体用)
6~7号棒針4本針(ゴム編み用)
並太または極太毛糸
※約26,598目分の毛糸が必要です。
最下段の『毛糸使用量の目安』をご参照ください。

ゲージ:裏メリアス 13目×16段(メンズ)
16目×22段(レディス)


<寸法図>


<編み図>
(画像をマウスの右クリックで『別名で保存』してお持ち帰りください。)
前後身頃



編み方

後ろ身頃

まずは後ろ身頃から編み始めます。
1目ゴム編みの作り目で細い方の針で72目作って袋編みを2段編んだら、そのままゴム編みを12段、合計14段ゴム編みです。
※作り目の時、糸端(親指側の短い方)はどのくらい必要なの?
作品の横幅の4倍くらいと覚えましょう。
55cmの作品なら約220cmですね。
余り糸で綴じたりするので小さくまとめてゆるく結んでおくといいです。

本体を編むときは、太い方の針に持ち替えて裏編みを10目、表編みを4目、裏編みを20目、表編みを4目、裏編みを20目、表編みを4目、裏編みを10目で1段目です。

編み地を裏返して裏面を編みます。1段目とは逆の編み方で2段目を編み終わります。

3段目は縄編みが入ります^^
左上2目交差という編み方です。
一般的には以下のように編みます。

わたしは道具を使うのが面倒臭いので以下のように編んでいます。

3、4、1、2の順に編むので、3と4を編んでから1と2に戻ればいいのですが、それだとかなり編み目がキツくなって指が痛くなるので、最近はこの3を編んで1と2を素早く針に戻す方法を行っています。

セーターに戻りましょう。
3段目でしたね。
裏編みを10目、縄編み(左上2目交差)を4目、裏編みを20目、縄編み(左上2目交差)を4目、裏編みを20目、縄編み(左上2目交差)を4目、裏編みを10目です。
裏の4段目は2段目と同じです。
あとは6段ごとに縄編みを入れます。
3段目、9段目、15段目、21段目、27段目、33段目、39段目、45段目、51段目、57段目、63段目ですね。

身頃は裏側の64段目を戻ったら次の段から脇の減らし目です。
寸法図の下図の赤枠部分です。
一番下の行から見て行きます。
1段~3目~1回の部分は編み物の本によっては、『3目伏せる』や『3伏目』となっている場合もあります。
2~2~1や2~1~2等は、何段ごとに~何目を~何回、減らす(増やす)という意味です。

下図は身頃の左右の減らし目だけを表示したものです。
上図の赤枠部分はこのようになります。
2目以上の複数目を減らす場合、向かって右側では表側の奇数段で伏せ目します。
左側は裏側の偶数段で伏せ目するので左右で1段差が出ます。
このセーターでは実際には、脇の表1段目と裏2段目でそれぞれ3目伏せます。
最初の目だけピンクに塗っていますが、1目めを編んでから伏せます。
3、4段目以降は最初の目を編まずにすべり目して伏せます。
編んでもかまいませんが、カクカクした仕上がりになります^^
仕上げにも表には響きませんが、、、。

伏せ目が終了したら、下図のグレーで塗った部分まで編めました。
しばらくはそのまま編み進みます。
次は後ろ身頃のえり開きの減らし目です。赤で塗ってみました。
脇の1段目からだと40段平に編みます。目安としては脇の減らし目が始まってからの7つめの縄編みの前の段が40段です。

41段目の7つめの縄編みの段を少し拡大しました。
縄編みを含めて17目編んだら、別の針またはほつれ止め(大きな安全ピンみたいな針)で目を休ませます。

※本体用の編み針も4本針にしておくと、休み目はそのまま休ませておいて、編み進む時に3本目の針で、、、という具合に時短できます^^

その後22目伏せ止めにして残りの17目も縄編みを含めて編みます。

下は上図の左側の続きと言った感じですが、42段目(裏側)も17目編み、43段目は4目伏せます。44段目を普通に13目編んだら10cm程糸を残して切ります。
この13目も別針に休ませておきます。

右側の襟ぐりです。休ませた目を編む針に移します。
図は表から見たものですが、右側は裏から編みます。
糸端を10cm程残して糸を付けて42段目を3目伏せます。
43段目(表側)は普通に14目編みます。
44段目(裏側)は1目伏せて13目になります。
この13目も別針で休ませておきます。
※42段目で左襟ぐりと同じように4目伏せてもかまいませんが、カクカクするかもなので3目と1目に分けました。

目数はめっちゃ省略形ですが、現物はこんな感じです。
表側からの左です。
中央の伏せ目が41段目。4目伏せるが43段目。休ませるが44段目です。

わざと糸色を変えていますが裏側からの右襟ぐりです。
中央の伏せ目は同じく41段目。3目伏せるが42段目。44段目で1目伏せて残りの目は休ませます。
こちらの糸端は肩の綴じに使うので、50cmくらい残しておきます。
左右の休み目はこんな風に1本の別針に通してはずれないように針止めキャップか輪ゴムで止めておきましょう。


前身頃

脇の減らし目終了までは後ろ身頃と全く同じです。
脇の26段は普通に編みます。
27段目は22目編んで別針に休ませてから12目伏せて編み進みます。
赤文字の左側を減らし目しながら編みます。
13目44段で休ませて糸端を10cm残して糸を切ります。
右側(紫文字)22目休ませておいたものを裏から減らし目しながら編みます。
こちらは13目44段で休ませて糸端を50cm残して糸を切ります。


袖の編み方

糸端を120cmくらいでゴム編み目を40目作り、袋編みとゴム編みで14段編みます。
袖には縄編みを2本入れるので本体の編み始めは、裏編み6目、表編み4目、裏編み20目、表編み4目、裏編み6目となります。
裏の2段目はそのまま編み目にそって戻ってきます。
身頃同様3段目から縄編みを入れていきます。
次の9段目の縄編み段から左右で増目します。
なので、その前の段、8段目でかけ目(掛け目)して9段目でかけ目をねじり目して2段で増目を完成させます。

実際のものよりも目数の少ないサンプルで紹介します。


同じ要領で、14段目でかけ目-15段目でねじり目、20段目でかけ目-21段目でねじり目、26段目でかけ目-27段目でねじり目、32段目でかけ目-33段目でねじり目、32段目でかけ目-33段目でねじり目、44段目でかけ目-45段目でねじり目、50段目でかけ目-51段目でねじり目、56段目でかけ目-57段目でねじり目、62段目でかけ目-63段目でねじり目、68段目でかけ目-69段目でねじり目、と、左右で11目ずつ増目します。
その後は増減なく74段目まで編みます。
肩の減らし目の1段目は1目めを編んで4目伏せます。
左は裏からの2段目で1目めを編んで4目伏せます。
3段目・4段目、5段目・6段目は1目めを編まずにすべらせて4目伏せます。
7段目・8段目、9段目・10段目、11段目・12段目は1目めを編まずにすべらせて3目伏せます。
最後の13段目は1目めを編まずにすべらせて20目伏せます。
これで袖が1枚完成です。同じものをもう1枚編みます。

身頃とお袖、全部のパーツが編めました。
あとは仕上げと襟(えり)ですね^^
綴じやはぎは「ボートネックのベスト」を参照してください。
肩は『引き抜きはぎ』です。
身頃の脇と袖は『すくい綴じ』です。
袖は例の「ねじり目」同士を目安にね^^
おっとその前に、襟ですね。
身頃の脇を綴じてからでもいいのですが、肩をはいだだけの状態の方が柔軟に作業できます。

下図は襟ぐりの拾い目を編み図で表現してみました。
肩をはいで(綴じ合わせて)、表側に返してあります。
手前(下側)が後ろ身頃です。後ろ身頃表側から襟の目を拾っていきます。
編み針はゴム編み用の細い方を4本です。

下は襟ぐりの拾い目の部分だけを編んだサンプルですw
襟ぐりは、中央の平らの部分を伏せ止めするやりかたと針に休ませるやりかたがあります。どちらの場合でも、減らし目した左右から何目、中央から何目というふうに目を拾っていきます。減らし目部分からは目安としての目数と思えばOKです。
「後ろの左右は5目にならないよー」だったら4目でも6目でもかまいません。
前の左右の21目も目安ですから違う目数になってもOK。
但し、、、なるべく左右で同じ目数にしましょう。
最低でもぐるっと1周したとき、必ず偶数目数にしてくださいね^^

後ろ身頃から目を拾った図
この段階までを1本の針で拾い目します。

前身頃から目を拾った図(向かって右側)
減らし目部分からは21目(に近い目数)を拾い、中央伏せ目12目から半分の6目を拾う。ここまでが2本目の針です。

前身頃から目を拾った図(向かって左側)
中央伏せ目12目から半分の6目を拾い、減らし目部分からは21目(に近い目数)を拾う。ここまでが3本目の針です。

1周して三角形に拾い目ができましたね。
2段目からは表、裏、表、裏とゴム編みを輪に編んでいきます。
8段編めたら、ゴム編み止めをして襟も完成です。
輪編みのゴム編み止めは以下の通りです。
1 2 3…は平編みと同じです。1′ 2′ 3′ 等が編み終わりです。


身頃の脇がまだの場合は『すくいとじ』します。
袖も片方ずつ『すくいとじ』です。
そで付けは『引き抜きはぎ』にします。

基礎編 5. 仕上げ方等 にまとめてみましたので参考にしてください。

完成!!!


〈毛糸使用量の目安〉
身頃
72目×(14段+64段)=5616
(56目+72目)×44段÷2=2816
5616+2816=8432
8432×2枚=16,864目


40目×14段=560(ゴム編み)
(40目+62目)×74段÷2=3774(増目)
(62目+20目)×13段÷2=533(減らし目)
4867×2枚=9,734目

約26,598目分の毛糸が必要です。
えりは少量なので襟ぐりの減らし目と相殺して近似値としています。

1m(100cm)で40目編める場合は、26,598÷40=664.95m必要です。
1玉65mならば、665÷65=10.230…なので11玉ですね^^

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