今回はお待ちかねの「テキストエディット.app」の使い方の紹介です。
テキストエディットには2種類のフォーマット(書式)が有ります。
何の説明も無くみなさんに使ってもらっているのが『リッチテキスト』です。
もう1種類が『標準テキスト』です。
デフォルトのリッチテキスト
下図はデフォルトに戻したリッチテキストです。
上から3行がデフォルトの文字フォントと文字サイズで、4行目がわたしが使っているものです。
新規ファイル追加
現在作成中の文書以外に別の文書を作成する場合です。
「ファイル>新規」をクリックします。
フォーマット変更
「ファイル>新規」で『名称未設定2』が開きました。
「フォーマット>標準テキストにする」をクリックします。
2種類のフォーマット
図は2枚の画像を重ねています。
色付けしたツールバーがかなり違いますね。
黄色のツールバーの方が[リッチテキスト]です。
文字色や背景色、文字サイズ、フォントも自由にアレンジ出来ます。
文字だけで作成した場合は『名前.rtf』というファイルになり、画像入りの場合は『名前.rtfd』になります。
緑色のツールバーの方が[標準テキスト]です。
文字色や背景色、文字サイズ、フォントは、ファイル毎に設定できますが、部分的に変えることは出来ません。『名前.txt』というファイルになります。
2種類の使い分けは、WEBページから文字列をコピペしてみればわかりやすいと思います。
[リッチテキスト]の場合はWEBページの文字色、背景色、文字サイズ、フォントのままコピペされます。
[標準テキスト]はファイルの設定のままコピペされます。
[リッチテキスト]で文書作成中に同じトーンで文字列だけをよそから拾ってきてコピペで挿入したい場合は、一旦[標準テキスト]にコピペしてそれを再度コピペで[リッチテキスト]に入れればOKです。
漢字とか英単語とかをWEB検索した時にそのまま[リッチテキスト]にコピペすると、その部分だけを変更するのは面倒です。^^
環境設定
毎回新規でファイルを開いた時の基本のフォント(書体)と文字サイズを決めましょう。
「テキストエディット>環境設定」をクリックします。
環境設定ダイアログが開くので、赤枠の変更をクリックします。
フォントパネルが開くので、好きなフォントとサイズを選択します。
もう一方の変更も同様に選択してやって下さい。
あと変更するとしたら、ウインドウサイズくらいかなーと思いますが、実際はSafariの時と同様にファイルの右下に出る斜め矢印ポインタで画面サイズを変更できるのでそのままでOKだと思います。
フォントが決まったら左上の赤ボタンをクリックして閉じます。
フォントパネルも同様に閉じてOKです。
この設定は次回のファイルから適用されます。
カッコいい書体の中で唯一、Windowsとも共通の書体だからです。
お手紙等を印刷して使う場合は、『筑紫A丸ゴシック』なんかも素敵ですよ。
文書サンプル
架空の「ビアガーデンパーティー」の案内状を作成してみます。
[標準テキスト]を複製
[標準テキスト]でタイトルも本文も平打ちで入力して「ファイル>複製」をクリックします。
フォーマットを変更
「フォーマット>リッチテキストにする」をクリックします。
※いきなり[リッチテキスト]で作成しても全然構いません。せっかくなので双方向の変換を紹介しています。
画像を挿入
デスクトップに出しておいた画像のコピーのアイコンを[リッチテキスト]の挿入したい位置へドラッグ&ドロップします。
※挿入してみて画像が大き過ぎる場合、削除して画像サイズを調整出来るように画像のコピーを用意する方がいいです。
タイトルの変更
個別の設定例です。1文字ずつでも設定できます。
タイトルの文字列を選択(反転)して、赤枠をクリックしてサイズを少し大きくして(24pt)、ピンク枠をクリックして中央寄せにしました。
※ツールバーの各ボタンにマウスオンすればツールの説明が出ます。
完成例
『游ゴシック 18pt』をベースにした完成例です。
『筑紫A丸ゴシック』例
全体を『筑紫A丸ゴシック』に変更してみました。
全文を選択するのはどうでしたっけ?本文中のどこかをクリックして、キーボードのcommand⌘ + Aですよね ^^v
選択は部分的でもOKです。フォントを変えるのは赤枠です。
加工例
逆にめっちゃダサくなっちゃいましたが、色々紹介したくて、、、。
本文2行目の賑やかな部分は、背景色が黒で文字色を1つずつ変えてみました。
3行目のアンダーラインは文字下のボタン[U]です。
『記』は中央寄せ。
日時、場所、参加費は、全角のスペース3つを空けています。
所在地、TEL、地図等は、全角のスペースを6つです。
太字は[B]です。
名前は、右寄せです。
わたしはデザインセンスが無いのでダサいサンプルしか作れませんが、、、。
テキストエディットの[リッチテキスト]はなかなかのもんでしょw
ただ、残念なのは、RTF書類もRTFD書類もMacでしか使えません。
印刷物としてなら相当ステキなものが作成可能です。
Windowsの友達にメールで送りたい場合は?
PDFに変換しちゃいましょう。
Macには標準アプリとしてはPDF作成アプリは無いのですが、次に紹介する方法でPDFに変換出来ます。PDF書類を開く時は「プレビュー.app」で開きます。画像を表示するアプリです。受け取ったPDF書類は「プレビュー.app」画面から文字列だけコピペ出来ます。画像は取り出せません。(PDF作成加工の有料アプリなら可能)
PDF で書き出し
完成した[リッチテキスト]を「ファイル>PDFとして書き出す」をクリックします。
[名称未設定のコピー.pdf]というファイルがデスクトップに出ます。
PDF を表示
[名称未設定のコピー.pdf]アイコンをダブルクリックで開きます。
「プレビュー.app」で表示されます。表示確認してOKなら[名称未設定のコピー.pdf]の名前を[英数小文字.pdf]に書き換えます。
自分のMac内だけで使うファイルは、[日本語.pdf][日本語.txt][日本語.jpg]等でも構いません。ただ、メール添付やWEBにアップする場合は[nihonngo.jpg][eisuuji.pdf]とか日本語のローマ字表記でもいいし意味のない文字列でもいいので、必ず「英数小文字」の名前にして下さい。日本語のままだと上手くいけば文字化け風の変な名前に変換されますが、本当の文字化けになってしまうとファイルとして認識されません。
PDF をiPhoneで表示
[beerparty.pdf]という名前に変えたPDF書類を自分のiPhoneに(LINE)送信してみました。iPhoneで[beerparty.pdf]ファイルを開いた画面が下です。
iPhoneでは、Apple同志という事も有って、フォントも同じ表示でした。
Windowsや他のスマホ向けも考慮するなら『游ゴシック』が推しです。
拡張子について
[アプリ.app][画像.png][画像.jpg][文書.txt][ファイル.rtf][画像付きファイル.rtfd][PDF書類.pdf]等の『.●●●』が拡張子です。
この拡張子によって、ファイルの中身が何でどう使うのかをコンピューターが判断して処理します。
なので、ファイル名を変更の際『.●●●』の部分は絶対に変更しないで下さい。『.』が抜けたり、『.png』のように変なスペースが入ってもNGです。
[アプリ.app]はMacとiPhone、iPadのアプリケーションです。Windowsでは動作しません。(Windowsでは[プログラムファイル.exe])
ほとんどのコンピューターで共通なのは、[画像.png][画像.jpg][文書.txt][PDF書類.pdf]等です。あと、[音源.mp3][動画.mov]等。
マイクロソフトオフィス(Microsoft Office)の「Excel」や「Word」は、Macの「Numbers」で開きます。「Word」で『〜〜.txt』なら「テキストエディット」でも開きます。
ただ、現実的にはMacでもWindowsでも『〜〜.txt』という形式のファイルは、自分用の下書きのようにしか使わない場合が多いためあまり意味がありません。
この項の、「文書サンプル」>『[標準テキスト]を複製』で紹介した複製のやり方で、完成した[〜〜〜.rtfd]を[〜〜〜.txt]に複製変換してスペースキーで段落を整えて、下図のようにして全文をメール本文にコピペして、地図を添付ファイルにして、メール送信すればいいと思います。
テキストエディットの[リッチテキスト]でステキな年賀状やグリーティングカードに挑戦出来ますよね。
年賀状と言えば、因みにですが、テキストエディットは縦書きも出来ます。
「フォーマット>レイアウトを縦向きにする」をクリックです。(戻すのは「横向きにする」)

縦書きの場合は、下のコピーの方のように、半角英数を全角や漢数字等に変更する必要があるかもですね。