プレビュー.appの『テキスト』の使い方です。
前項、プレビュー.app の項で、画像加工やマークアップツールを紹介しました。
ここでは、「マークアップツール>テキスト」を紹介しようと思います。
今回は、PDF書類に文字を入力してみます。
サンプルとしてペットの問診票をご用意しました。
下のPDFのアイコンをクリックして下さい。
サンプル:ペットの問診票
Safariのダウンロードボタン
別ページ(タグ)でPDFが開いたと思います。
Safari画面の下の方にマウスを持って行くと黄色枠が出るので右端の赤枠マークをクリックします。
アイコンをドラッグ&ドロップ
(1)Dockのダウンロードにファイルが飛ぶのでフォルダをクリックします。
(2)ダウンロードフォルダが展開するので、ファイルのアイコンをデスクトップへドラッグ&ドロップします。
(3)または、ピンク枠ボタンをクリックしてFinderで開きます。
(4)Finderで開いてから、ファイルのアイコンをデスクトップへドラッグ&ドロップします。
次の作業のためデスクトップに移動させたアイコンをダブルクリックして開いておいて下さい。
マークアップツールバー
(1)クリックして、『マークアップツールバーを表示』します。
黄色枠が『マークアップツールバー』です。
(2)テキストボタンをクリックします。
(3)テキストボックスが現れます。実際には画面の中央くらいに出ます。
(4)クリックすると、(5)テキストスタイル窓が出ます。ここでフォントや、文字色、文字サイズ等が選択できます。
テキストボックス移動
ドラッグ&ドロップで好きな位置に移動できます。
テキスト入力
(1)テキストをクリックすると、(2)反転します。(3)文字列を入力します。
※(1)の表示の時は、現在選択中なので、移動できますし、不要な場合はキーボードの[delete(削除)]キーで削除できます。
次のテキストを入力
マークアップツールバーは、テキストを選択中なので、次のテキストを入力したい位置をクリックすると(1)のような表示になります。
(2)そのまま文字入力します。
(3)クリックしてテキストスタイル窓を出して、(4)フォントサイズを[22pt]にしてみました。
選択ボックス
選択ボックスの場合はボックス中央をクリックするとチェックが付きます。
こんな風にPDFに文字入力して、PDFで保存します。
保存したPDFは、プリントも出来ますし、先方へ添付ファイルとしてメール送信もできます。
履歴書等にも使える方法かと思います。
テキストに関しては、PDFを例に紹介しましたが、PNGやJPG等の画像の場合も操作は同じです。逆にPDFの場合も『スケッチ』や『シェイプ』は画像の場合と同じです。
画像とPDFの違い
下図はPNG画像(ピンク枠)をPDF(青枠)に書き出しして並べたものです。
双方の緑枠は無視して結構です。
PNG画像に有って、PDFに無いものはピンク色で囲っています。
PDFに有って、PNG画像に無いものは青色で囲っています。
インスタントアルファ
『アルファ』は多くの画像系のアプリで透過(透明化)に使われる用語です。簡易透過という感じだと思います。
ピンク枠をクリックして、透明にしたい色のエリアをマウスでなぞります。(クリックでは無反応なので、少しマウスを動かします。)
「編集>削除」をクリックします。
選択した色のエリアが透過(透明化)しました。
カラー、サイズ調整
PNG画像にだけ有る残り2ツールです。
メモ
PDFにだけ有るツールです。
最後に1つだけPDFとPNG画像の違いを並べてみます。
今度は上がPDFで下がPNG画像です。
このPDFは書類アプリ(テキストエディットやPages.app)で作成してPDFに書き出しているため、文字列を範囲選択出来ます。
PNG画像は画像のため、文字列の選択は出来ませんが、インスタントアルファで選択した色のエリアを透過できます。
この時重要なのは、元のファイルが何に由来しているかです。
元ファイルが画像の場合は、PDFに書き出しても、文字列も画像のままです。
このサンプルの場合、どちらも『テキスト』を入力出来るので、印刷して使ってしまえばそれほど違いは有りません。
ただ、データとして書き出して誰かに渡す場合は、PDF→PDFの方がカッコいいです。